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麒麟

麒麟(きりん)は、田村裕と川島明による吉本興業・大阪本社所属のお笑いコンビ。漫才コンビ。2006年9月30日の単独ライブ「麒麟デシタ」を最後にbaseよしもとを卒業。当面はどこの劇場及び団体にも拠点を置かずに活動する模様。(ヨシモト無限大より)


【メンバー】
■川島明(かわしま あきら、1979年2月3日 - 京都府宇治市出身)ボケ、ネタ担当。立ち位置は向かって右。

■田村裕(たむら ひろし、1979年9月3日 - 大阪府吹田市出身)ツッコミ担当。立ち位置は向かって左。


【概要】
■1999年10月結成。(1999年12月、1997年10月、12月等諸説あり)。共に大阪NSC第20期生。同期にアジアン、 ソラシド、吉本新喜劇の西科仁らがいる。

■互いの第一印象は、川島→田村「アホ」、田村→川島「気持ち悪い」とあまり良いものではなかったが、川島のネタの発想を気に入った田村が、悩んだあげく声を掛けたのがコンビ結成のきっかけである。川島としては、明るくてどんどん前に出る人間が苦手だった為、当初田村の積極性がイヤだったが断る勇気もなくズルズルとコンビを続けた。

■舞台登場の挨拶時に必ず、川島がマイクに口を近づけ低音ボイスで言う「麒麟です」が掴みの基本ギャグだが、最近はそのバリエーションが増えている(下記「ネタ」参照)。常に安定感のある漫才が特徴的。また、短めの漫才をパターンを変えて繰り返す二部構成、三部構成の漫才もある(小説・コンビの仲など)。川島がボイスを田村がジェスチャーを担うことが多い。川島が田村をいじり倒すようなボケを放ち、それに田村が抵抗のツッコミをするといった形が多い。また、漫才の終わりに田村が「もうええわ」と言った後、川島が1回ボケて、田村が突っ込んだ後にそのまま礼をする漫才もある。

■ネタの中で川島は、田村をかりんとうや十円玉など茶色いものに例えることが多い(下記「茶色いもの」参照)。また、田村の悩み事が「二本脚で立てたらいいな」や、服を着ていて「珍しい」、「早く人間になりたい」など、人間ではないような言い方をする。更には、後頭部がえのきに似ているとして「妖怪えのき小僧」、「妖怪小豆小僧」と呼んだこともある。

■結成当初はコント中心の活動であまり認められなかったが、漫才中心にしてから徐々に頭角を現し、2000年ごろから baseよしもとの舞台に出演し始めるようになる。そして、2001年12月の第1回M-1グランプリで、吉本興業社員にも知られていなかった無名のダークホースとして決勝に進出、その後はM-1の常連となる(以降、M-1でノーマークの無名コンビの枠は「麒麟枠」と称される)。現在第3回から第6回まで4年連続で決勝進出を果たしている。また、第4回から第6回まで3年連続で最終決戦進出も果たしているが、最終決戦ではまだ1票も入れられたことはない。そのため、M-1では「2本目(最終決戦)のネタが弱い」と言われ続けている(特に第5回では、決勝1回戦の時点では笑い飯に大差を付けて2位だったが、最終決戦では逆転して3位になってしまった)。


【エピソード】
■コンビ名の由来は、2人とも長身・面長でどことなくキリンっぽい風貌を持つことと、結成時に自分たちの知っている一番難しい漢字であったからである。しかし、田村が「麒麟」と書けなかったり、間違って「麟麟」と書いたこともある。また、将来が期待される少年という意味の言葉である麒麟児からとったが、ミュージシャンのキリンジと被ってしまう為、「児」を取り「麒麟」となったとも話している。田村曰く「コンビ名はカタカナが多いため漢字で目立とうとした」らしいが、本人が考えたコンビ名は「月と砂」「銀色の鈴」という簡単な漢字ばかりの名前だったらしい。そこで知っている中で一番難しい漢字を組み合わせていき、最終候補となったのが「薔薇園」「侮辱」「醤油愛好家」「麒麟児」。その中から「麒麟児」を選び「麒麟」となったのは前述の通りである。

■川島は高校時代ずっと空想していたシュールな世界をコントで表現しようとNSC入りしたものの、仲間うちにはウケても講師にはまったくウケなかった。コンビ結成後もNSCのクラス分けでは、最低のCクラスに最後まで在籍。講師に「お前ら、やめた方がええで」とまで言われたが、なんとかNSCを卒業して、自分たちを馬鹿にした講師を見返してやるという思いからしばらくコントを続けたが、どうにもしっくりこなかった。そんな時、オーディションの為にその場しのぎで作ったネタがかなりウケたのが漫才を始めるきっかけとなった。それまで「コント=自由」「漫才=制約があり不自由」という固定概念が2人を漫才から遠ざけていたが、型にはめることで自分たち独自の発想が観客にも分かりやすく伝わるということがわかり、この時初めて観客というものを意識したとも言える。

■一度だけ単独ライブで田村が考えたネタで漫才をやったが、あまりにウケなかった。そのため、ネタ終了後に川島から「もうこんなことしないようにね」と説教された。因みにオープニングの「麒麟です」は、すごくやりたかった田村が言った。

■川島は電気グルーヴのファンということもあり、出囃子に「Shangri-La」を使用している。また、「お笑いオーケストラ」、「爆笑ヒットパレード」では、東京進出を見込んで引っ越したと発言している。なお、田村は資金不足で東京進出失敗し大阪に残留していたが(川島は「お笑い芸人の東京進出失敗は少なくないが、資金不足で失敗したのは前代未聞。」と語っている)、『笑いの金メダル』の企画で強引に都内のアパートに引越しをさせられそうになった。2007年5月5日放送の北海道ローカル番組でやっと東京に進出する事に重い腰を上げたと本人が語っている(ちなみに20枚にわたる物件情報を貰い眺めていたが、終わりに気付かず捲り続け、気付かないまま同じ物件を何度も読んでいたという)。

■かつて同じbaseよしもとのトップ組だった笑い飯・千鳥とは非常に親交が深い。ちなみにこの三組で「ワラキチ(笑麒千)」となる。しかしその「ワラキチ」をタイトルにしたイベントの時、笑い飯は字の形的に「キ」を「モ」だと思っていたというボケをかまされてしまった。


【ネタ】
《麒麟です》
川島が掴みとして、漫才中に必ず言う「麒麟です」のバリエーション。

■いきなり川島が無関係な話を始め、肝心な所で「麒麟です」。

■怖い話を始め、「振り向くと、そこには……あ、忘れてた。麒麟です」。

■馬のモノマネをしてからの「麒麟です」。

■通常は低音の声であるところを、普通の声で「麒麟です」。

■大きく息を吸って勢いをつけての「麒麟です」。

■低音の声のまま、「麒麟です、よろしくお願いします」まで言ってしまう。

■「えっ、麒麟って誰?」

■(賞レースで「続いては麒麟さんです。」と紹介を受けて、)「麒麟さんです。」


《茶色いもの》
ネタ中に田村が川島に例えられる茶色いもの。

・無印のノート
・かりんとう
・コルクボード
・さんまの苦いとこ
・カステラのはがした皮
・玄米
・糠味噌
・うんこ
・ピスタチオ
・ひじき
・チャーシューの側面
・カブト虫の裏
・十円玉
・茶封筒
・甲子園の土
・ハムナプトラ
・納豆
・エクレア
・泥人形
・泥の棒(泥スティック)
・スティックパン
・コロッケ
・マッチの擦る所
・チャーリーブラウン(チャとブラウンに「茶」がかかっている)
・ケニア人
・仏壇(観音開き)
・生駒トンネル
・ライオンズマンションの壁
・中指
・ものすごく勉強した後のココ(手の小指の付け根)の色
・牛蒡
・錆びた釘
など

(出典:Wikipedia)

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